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2012年2月

2012年2月19日 (日)

小野寺修二 カンパニーデラシネラ 「カラマーゾフの兄弟」感想

小野寺修二 カンパニーデラシネラ 「カラマーゾフの兄弟」感想
於:兵庫県立文化センター中ホール

パントマイムのパフォーマンス集団、カンパニーデラシネラ。
当日券があるようなので一度観て見る事にした。

感想……なんか、すごくおしいなあ。
プロの本物のパフォーマンス。
積み重ねた練習の上にしか成り立たないレベルの高いもの。
演出も装置も、いろいろな工夫がされている。
すごく、いいんだけどね……

まず思うのは、作り手は、どのような観客が見に来るのか考えただろうか?
人口の多い東京なら、小劇場の演劇などを見慣れた人やロシア文豪の作品は読破している本好きさんも多い。
「カンパニーデラシネラのカラマーゾフの兄弟が観たい!」という観客だけでホールが埋まっているのではないかしら。

でもここは、気軽なクラシックや佐渡さんのオペラを楽しんでいる人。あるいは劇団四季やタカラヅカなんかが好きな人。
そんな人たちが、「パントマイム、面白そう!」とか「カラマーゾフの兄弟」一度観てみよう。
なんてノリで観に来ている気がする。
だから、ヘタすりゃ原作読んでいないどころか、ストーリーすら知らない人もそこそこいたんじゃなかろうか?
私だって、映画とかお芝居経由のストーリーしか知らない、原作読んでいない人だもの。

お父さんと三兄弟。召使。料理人。婚約者や父と取り合いになる女、車椅子の少女、店の女たち。
こんな登場人物を、着替えもしないで、セリフも言わずに7人の出演者で演じていくわけだからややこしいわな。
たぶん、ストーリーを知らない観客なら、何が何だか分からないうちに終わってしまったのではないだろうか。
ストーリーわかっていても、ここで終わり?!とか思っちゃったんだもの。

少しだけセリフがある。
「神はいるか?」とか「3000ルーブル!」とか。
パントマイムにわざわざセリフ!このセリフを効果的に見せる何かがでてくるのか?最後までわからなかった。難解だ。

年配の夫婦が「こんなもん、おもしろいと思う人がおるんか」とはき捨てるように呟いていた。
いやいや、おりまっせーここに。と言いたかったけど口にはできなかった。
彼らには、それこそ何がなんだかわからなかったのだろうね。。。。
だから、終わった後、熱心に拍手する人と、あえて拍手しない人とがハッキリしていた。

私は、いっぱい拍手しましたよ。
集団での動きの面白さや演出も楽しかった。
個別のパントマイムもレベル高かった。
スローモーションで倒れていくパントマイムとか、いったいどこに力入れているんだろう?って感心しちゃう。
素晴らしいパフォーマンスでした。

ただ、「カラマーゾフの兄弟」って大長編小説を85分のパントマイムにまとめるってのに、無理があったんじゃないかと思う。
いっそ、赤頭巾ちゃんとかイソップ寓話とか、よく知っている短いお話でやればもっと面白いものになったかもしれないのにね。

また機会があれば観に行くかもしれないけれど、誰かを誘う勇気はないなあ。

パントマイムでも、がーまるじょばは毎年大きなホールを埋めている。
私も毎回楽しみにしているし、次に行くときは観たことのない人を誘ったりしている。
誘うのに勇気なんていらない。
きっと、お客さんをどのように楽しませるか?ってことが考えられているからだと思う。

わかる人だけわかれば良い。という芸術もあると思う。
けれど、初めて観たパントマイムが難解だった為に、パントマイムってつまらないなあと思われては演者としても残念だろうに。

「ああ・・おしい!」
正直な感想はこの一言につきる。

2012年2月12日 (日)

最高のフォンダンショコラ~♪

お気に入りのレストランの一つにキメラがある。
4000円+αですっごくおいしいランチを食べることができるので時々足を運ぶ。
久々の来店。
うーん、いつもどおりお店の雰囲気も、スタッフの対応も、お料理も申し分なし。
中でも!
今回は、バレンタイン月でもあるからか選べるデザートの一つにフォンダンショコラがあった。
焼くのに時間がかかるようだが、迷わずコレをオーダー!!!
ナイフをいれるとトローリチョコが流れ出て、添えられた金柑のジェラートととの相性も抜群!!
うんまーい♪美味~♪
これとコーヒーのセットで2000円と言われても納得しそうなお味なのに4000円のコースのデザートだなんて贅沢すぎる!!
満足~満足~♪

いやー。もう、美味しい物食べるのってホント幸せだなあ。。。。

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2012年2月 4日 (土)

桜木紫乃 ラブレス 読後感想

桜木紫乃 ラブレス 読後感想

直木賞の候補という本作を読んでみました。
賞はとりませんでしたが、なかなかの秀作。

読み始めは暗くて、あまり気が乗らない感じ。
ところが読み進めていくと中盤くらいからぐっと引き込まれていきます。

ストーリーは北海道の貧しい開拓村出身の姉妹百合江と里実の人生物語。
彼女たちの娘理恵と小夜子の人生がからみながら進んでいきます。
百合江のもう一人の娘綾子の大物っぷりに違和感を感じるものの、それがなきゃ生まれない感動もあるので作品としてはOKです。
まあ、2時間サスペンスなら綾子の過去を知るヤクザ者が殺されるってな設定になりそうな。。。

はたから見れば幸せそうに見えなくとも、幸福のものさしは人それぞれ。
百合江の人生は本人には満足なものだったのではと思わせて終わります。
ラブレス・・・より少ない愛?わずかな愛?という意味でしょうか。
姉妹愛、親子愛、恋愛。
与える愛も、受け取る愛も、その分量のものさしもひとそれぞれ。
静かでさびしいそれでいて大らかな愛の物語でしたね。

ところで!(関係ないけど)
女流作家さんは、俺がお前を育ててやったんだよ!という男性に悩まされているかしらん?
先日読んだ村山由佳さんの作品でもそういう男が出てくる。
この作品にも作家である理恵がそういう男に悩まされていた。
わかる!わかる!
私も業種は違えど、仕事に対する夫の口出しや相談という名目の命令にキレそうになることがある。
あんた、何にもわかっちゃいないでしょーがー!!!

皆、大変なのね。。。

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