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2012年1月12日 (木)

銀の島 読後感想

石見銀山が世界遺産登録!というニュースを聞いた時、恥ずかしながらどこ?それ?という感想だった。
しかしながら、石見銀山って大変な埋蔵量を誇る銀山だったのですね。
当時なら日本の宝だったわけだ。。。。

その石見銀山の採掘権をポルトガルが手にしようと画策していた?!
その手先がフランシスコ・ザビエルだった?!
山本兼一さん独特の、歴史小説です。
山本さんの作品は、想像力豊かで、文章が上手なものだから、まるでそれが事実であったかのように感じられてしまいます。
利休にたずねよしかり、火天の城しかり。。。
かなり、創作だと思うのですけれど。。でもおもしろい。

ただ。。。

ポルトガルの野心家バラッタが銀山を我が物にしようと画策をほどこすドキドキ感。
それに巻き込まれていきながら、まるで人事のように流されていくザビエル。
人を殺める事に対する宗教というものの持つ理不尽な矛盾に翻弄される安次郎。
どうなるの?
日本は征服されるの?
誰が日本を救うの?
わくわく。。。
と読み進めてのこりわずかとなってきた。
このページ数で、終わっちゃうの。。。。???

そうです。終わっちゃうんです。
力のある、仲間の多い王直って海賊が終わらせちゃうんです。
なにはなくとも、仲間が一番!!!
仲間皆で協力だー!
ポルトガルを倒せーーー!!!!

めでたし、めでたし。。。

ワンピースかよ!

突然、血の杯を交わした仲間の協力で勝利をおさめるというマンガちっくな終わり方にはちょっと首をかしげつつも、おもしろかったですよ。

国の発展や利益を生み出す政治家や商人の存在。
そしてその限りない欲望。
私利私欲に走らない聖人でも、欲望の果てに生み出される金銭に支えられる矛盾。
時代が変わっても、変わらない人間の愚かしさ。
まさに、現代の世を映し出すような歴史小説。
科学の進歩に比べて、政治は進歩していないなあ。。。
最後は仲間”愛”に救われるんだけれど、その愛ですらよく考えりゃ欲に支えられていて。。。。
ああ。元に戻っちゃった。

ザビエルが起こしたような”奇跡”を待つしかない。ってオチ?
とらえようは人それぞれですけれどね。

でも山本兼一さんの小説は読み応えもあるし楽しめます。

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